転職に役立つ有利な資格とはどんなものがある?
転職では資格があると有利になる?

資格は一定の知識やスキルがある証明になるため、転職の際に有利に働く可能性があります。ただしどのような資格でもかまわないわけではなく、応募先の業界や職種に合うものが必要です。
この記事では、資格取得して転職活動するメリットやこれから取得する資格選びのポイント、職種別のおすすめ資格などを解説します。
資格取得して転職活動するメリット
転職活動を始めるにあたり、資格取得すると期待できるメリットは4つあります。希望の職場でスムーズに転職するために、資格取得はひとつの方法です。
応募先の幅が広がる
求人の中には資格保有が必須のものもあり、特定の資格がなければ応募すらできない場合があります。しかし、難易度の高い資格ほど競争率は下がり、採用率アップを期待できます。
また、必須ではないものの資格保有者を歓迎すると求人に表記がある場合、対象の資格を取得した方が採用に有利でしょう。
年収アップを期待できる
企業によっては資格手当を設置しており、資格を生かした年収アップを期待できます。応募先の業界や職種に関係のある資格を持ち、ビジネスマンとしてのこれまでのキャリアとあわせてアピールすると、現在の職場よりも収入増の見込みがあります。
スキルや知識のアピールができる
応募先の業務や職種に関連のある資格を履歴書などへ書くと、業務に必要な知識やスキルがあるとアピールできます。客観的にあなたの能力を示せるため、採用する側も判断しやすくなります。
働きながら資格取得した計画性や、仕事に対するやる気・行動力なども評価されるはずです。
ブランク後の再就職をしやすい
家族の介護や出産・育児など、何らかの理由でブランクが生じた場合も、アピールできる資格があると再就職の可能性が上がります。
転職に役立つ資格選びのポイント

転職活動で有利に働きやすい資格を選ぶには、2つのポイントをチェックしましょう。転職活動を始める前や、始めた早めの段階で挑戦することをおすすめします。
応募したい業界や職種に必要な資格
業界や職種によって扱う商品やサービス、業務は異なるため、応募したい業界や職種に合う資格を選びましょう。何となく役に立ちそうだからと資格取得をしても、関連性のない恐れがあるため、資格選びは確実に行うことが必要です。
未経験の業界や職種へ挑戦するとき、取得した資格はアピールにつながります。また同じ職種で転職した場合、キャリアアップを目指した資格を持っていると、採用担当者からの評価を期待できます。
取得可能か見極めて挑戦する
取得難易度の高い資格を求める求人は、競争率が低いものの、資格取得事体が難しく時間のかかる恐れがあります。転職を目指した資格取得は、難易度や取得までにかかる期間・費用なども考慮して決めましょう。
企業全般が求める資格
多くの企業が求める、保有していると生かすチャンスを期待できる資格を4つ紹介します。応募先の業界や職種を考えて、最適な資格を選び、チャレンジしましょう。
日商簿記検定
日商簿記検定は、会社や個人事業主のお金の流れを記録し、計算・整理するための知識と技術のレベルを示します。日本商工会議所主催の日商簿記検定が一般的で、3級からあり、2級以上を取得すると、未経験の転職であってもアピールになります。
経理や財務に関わる仕事の場合、簿記2級以上を条件とするケースも多いです。試験は年3回実施されており、3級の合格には独学で100~150時間の学習が必要といわれています。
TOEIC
TOEICは英語のコミュニケーション能力を測る試験なので、ビジネスの場での英語力を示す指標になります。TOEICスコア800点以上あると、転職活動で有利になると期待できます。
TOEICを受験していても社会人の平均スコアよりも低い場合、応募書類に書くことは控えましょう。
ITパスポート
ITパスポートは、情報処理推進機構(IPA)が実施するITの基礎知識があると証明する国家資格です。ビジネスに必要なITをはじめ、法律・経営・セキュリティの知識を広くカバーするので、社会人から学生まで広く人気のある資格です。
ITの基礎知識を持つ証明になる資格なので、エンジニアやITコンサルタントへの応募はITパスポートの資格が必須の場合もあります。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOSは、Microsoft Office製品の操作スキルがあることを証明する国際資格です。Word・Excel・PowerPointなど、実務に必要なソフトを扱うパソコンスキルの証明になります。
試験はソフトごとに別れるほか、さらにバージョンごとにも分かれます。特にWordとExcelは、一般とエキスパート(上級レベル)に分かれており、難易度の違いもあるため目指すスキルレベルに応じた受検が必要です。
営業職や事務職の応募におすすめの資格
営業職や事務職へ転職する場合、持っていると有利に働く可能性のある資格を2つ紹介します。
中小企業診断士
中小企業診断士の資格があると、企業経営の幅広い知識をアピールできます。取得する際、経営戦略だけでなく、人事や財務などの企業運営に必要な細かい内容も理解することが必要です。
経営コンサルタントを認める国家資格で、マークシート形式の一次試験と、筆記・口述による二次試験が行われます。ただし、二次試験の合格率は低く時間をかけてチャレンジする人も多い資格です。
行政書士
行政書士は国家資格のひとつで、公的な書類の作成に必要な知識を持つことをアピールできます。法務の専門家として、総務または法務部門への応募に有利でしょう。
法律知識のない状態で独学でチャレンジする場合、800~1,000時間の学習が必要といわれています。
医療・福祉業界への応募におすすめの資格
医療・福祉業界へ転職したい場合、以下の資格があると採用担当者へアピールができます。
社会福祉士
福祉の仕事に携わる国家資格の社会福祉士は、ソーシャルワーカーとも呼ばれます。国家試験の受験資格を得るには、一般養成施設などへ通い、定められた内容を学習するほか、場合によっては実務経験が必要になるケースもあります。
試験は年1回行われ、社会福祉士に合格後、資格を活用して働くには公益財団法人社会福祉振興・試験センターへの登録申請が必要です。
医療事務
医療事務として働くために特定の資格は不要ですが、民間資格を取得して応募すると、未経験であっても知識やスキルがあることをアピールできます。医療事務に関する民間資格は、日本医療教育財団が認定する「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)・技能認定振興協会が認定する「医科 医療事務管理士®」・日本医療保険事務境界が認める「診療報酬請求事務能力認定試験」などがあります。
どの資格も受験資格は特にないため、誰でもチャレンジが可能です。毎月実施、在宅受験も可能な資格もあり、ブランク期間中に時間を作って挑戦しやすい資格です。
転職に役立つ資格を取る学習方法
転職に役立つ資格を取るには、学習が必要です。3つの学習方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
挑戦しやすい方法を選び、着実に学習を進めましょう。
専門学校やスクールへ通う
専門学校やスクールへ通って学ぶ場合、学校側がカリキュラムを用意しており計画的に学習できるメリットがあります。同じ目的で取り組む仲間がおり、疑問が生じてもその場で解消しやすいので、スムーズに続けられるでしょう。
反面、学習費用は他の方法よりも高額な傾向があり、通学する手間もかかります。決まったカリキュラムに沿って進むため、柔軟な対応は難しいです。
通信講座を利用する
通信講座は決められたカリキュラムに沿って、自分で学習を進めるスタイルです。用意された教材を使って学び、添削サポートを受けながら自分のペースで学習できます。
通学型よりも費用は低くなりやすいものの、独学より費用は高い傾向にあります。試験日程に合わせて逆算し、自分で予定を立てて学びましょう。
質問対応もありますが、返答に時間がかかることもあります。
独学で進める
自分で問題集を購入し、スケジュールを立てて取り組む方法です。費用を抑えて自分のペースで学習を進められるメリットがあります。
ただし、資格によっては独学での学習を受験資格として認めないものもあるため、取得したい資格の条件を確認して学習方法を決めましょう。
転職に使える資格がないときの対処法
資格はあった方が有利とはいえ、時間や費用などの面から転職活動のために資格取得をできない場合もあります。資格がないときの対処法を解説します。
実務経験を充実させる
求人の必須項目に指定の資格がない場合、資格がなくても応募可能です。資格はあくまでも応募者の能力目安で、応募する業界や職種の実務経験が充実していれば、そちらの方が有利になる可能性があります。
また、資格を数多く保有していても応募職種に関係のないものであれば、参考にされないためです。
プロと相談して転職活動する
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まとめ
①転職では資格があると有利になるかを知ろう
②資格取得して転職活動するメリットを学ぼう
③転職に役立つ資格選びのポイントを見ておこう
④企業全般が求める資格を確認しよう
⑤営業職や事務職の応募におすすめの資格を知ろう
⑥医療・福祉業界への応募におすすめの資格を見ておこう
⑦転職に役立つ資格を取る学習方法を確かめよう
⑧転職に使える資格がないときの対処法を学ぼう
