転職理由が「キャリアアップしたい」は印象が悪い?

転職理由が「キャリアアップ」はOK


転職理由にキャリアアップをあげても、問題はありません。むしろキャリアアップは前向きな理由のため、働く意欲があり活躍を期待できる人材と印象づけるはずです。

ただし、「キャリアアップのため」の一言で終わらず、具体的な内容も伝えましょう。この記事では、転職の面接で転職理由を伝えるとき、キャリアアップが目的だと伝えるコツなどを解説します。

キャリアアップとキャリアチェンジの違い

キャリアアップとは、現在または過去の職場や業界で身につけたスキルや経験を生かし、よりよい待遇や条件の仕事を目指すことです。一方キャリアチェンジとは、現在の職種や業界と異なる、新たな仕事へ転職することをいいます。

キャリアアップが目的の転職は既にあるスキルや経験を生かせるため、応募先で即戦力として期待されるでしょう。

転職理由から企業側が確かめたいこと


転職理由を聞き、企業は何を確認したいかを知ると、的確な回答ができます。転職理由から面接官がチェックすることを2つ解説します。

長く働き続けられるか

企業側はできるだけ長く働ける人材を求めており、転職理由を尋ね、自社で同じ理由で退職しないかを確認します。転職のきっかけになった内容が、応募先では解決できることを伝えると、企業は長く働いてくれることを期待するため、採用に近づきます。

入社後どのように活躍・成長できるか

現職または前職までに身につけたスキルや経験をもとに、自社でどのようなキャリアアップができそうかをチェックします。転職理由を伝える際、応募先で生かし高められる資格やスキルがあれば、積極的に伝えると面接官が興味を持つはずです。

掘り下げの質問をされる可能性もあります。

転職理由「キャリアアップ」をうまく伝えるコツ

転職理由はキャリアアップが目的だと伝えるとき、次の5つのポイントを交えましょう。自己アピールにもつながるので、あらかじめスキルなどの棚卸しをしてから、転職理由をまとめます。

現職ではキャリアアップが見込めないことを伝える

現職ではキャリアアップを期待できないことを、建設的かつ客観的に伝えると、主観的なグチになりません。例えば、「組織構造の変更により専門性が生かせなくなった」「年功序列の体制で、次のステップへ進むには何年も待たなくてはならない」などです。

あくまでポジティブな姿勢で転職理由を示し、現職の会社や上司などへのグチは避けましょう。

長期的なビジョンを伝える

キャリアアップが転職理由の場合、あなた自身の長期的な目標と、応募先が持つ将来のビジョンが合うことも大切です。企業の成長戦略を調べ、現職や前職までで得た経験を生かすポイントを見つけましょう。

「十分企業研究ができている」と面接官に伝わると、働く熱意もアピールできます。

応募先で生かせる前職までの実績や経験を話す

あなたが持つスキルや経験を、客観的な数値で具体的に示すと面接官へ伝わりやすくなります。例えば、「営業成績130%アップ」や「チームのリーダーとしてメンバー10名を管理し、1週間の納期短縮を実現した」などと表現しましょう。

強みを業務と絡めてアピールする

あなたの強みをはっきりさせ、応募先で携わる業務と関連づけてアピールします。応募する企業や職場の情報収集をし、生かせるスキルや経験は何かを見極めて、具体的に話しましょう。

ちなみに強みとは、転職の面接の場合、仕事を通して身につけたスキルや経験をさします。あなた自身の性格や人柄、優れた資質は長所なので、違いに注意しましょう。

応募先でなくてはならない理由をあげる

応募先でキャリアアップをしたいと伝えるには、応募先でなければならない理由を話すとアピールにつながります。「キャリアビジョンを叶えるにはここしかない」と感じた理由を具体的にあげ、キャリアアップが叶うことを伝えましょう。

キャリアアップのための転職と伝えるときの注意点

キャリアアップが目的で転職する場合、具体的な内容をあげるときに注意するべきポイントが4つあります。面接官へアピールするためにも、気を付けて内容をまとめましょう。

前職での不満を言わない

キャリアアップが転職理由の場合、転職のきっかけになった退職理由と、転職先で叶えたいことをセットで構成します。客観的な表現でまとめ、キャリアアップの妨げになった会社の体制や上司などへの不満は避けましょう。

不満を率直にあげても面接官は対処できないことであり、「自分で改善する姿勢がない」と面接官に印象づける恐れがあるからです。

応募先で実現不可能な内容は避ける

キャリアアップの内容は、応募先で実現できるものをあげましょう。たとえ採用したとしても実現の難しい内容であれば、「企業研究が足りない」「すぐにまた転職するのでは?」など、マイナス評価を受ける可能性があります。

キャリアアップのみを強調しない

キャリアアップが目的の転職は、一般的に前向きな印象を与えますが、キャリアアップだけの強調は避けましょう。中には、「目的のスキルを習得したら、また別の会社へ転職するかもしれない」と感じる面接官もいるためです。

現職の経験を生かしてキャリアアップをし、応募先へ貢献したいことまで述べましょう。

あいまいな表現を避ける

キャリアアップという言葉だけでは内容が幅広く、具体性に欠けるため、入社後の明確な目標や計画まで伝えましょう。新たな職場でスキルを高め、企業にどのような貢献ができるかを述べます。

他の質問の回答と一貫性を持たせる

面接では転職理由以外の質問もあるので、回答全体で一貫性を持たせましょう。転職理由や志望動機など答えの全体を聞いて、面接官が納得するストーリーを心がけます。

転職理由がキャリアアップの場合の回答例

転職理由がキャリアアップの場合の回答例を、具体的な目的別で紹介します。転職を決めた理由にあてはまる例文を参考にして、自分らしい答えを用意しましょう。

業務の領域を広げたい

私は現職で、4年間WEBディレクターを務めておりました。その中でさらに仕事の幅を広げたいと感じ、転職を決意しました。

現職では、市場調査とデータ分析をもとにマーケティングを行い、結果が出たときはやりがいを感じました。そこでより幅広いマーケティングに取り組みたいという気持ちが大きくなりました。

そのため、WEB媒体を初めあらゆるジャンルのマーケティングを行う御社へ、応募いたしました。入社後は現職で培ったスキルと経験を生かし、正確な分析力で企画を作り、効率的なマーケティングで御社の発展に貢献したいと考えます。

専門性を深めたい

私は現職で医療品を扱う法人営業を行う中、法人営業のスキルをさらに高めたいと考え、転職を決意しました。御社の主力製品である□□は、エネルギー効率と環境への配慮を同時に実現した画期的な製品で、大変魅力を感じております。

これまでの経験を生かし、御社で法人営業の専門性をさらに高め、魅力的な製品をますます多くのクライアントへご提案し、御社の発展に貢献したいと考えます。

上流工程に関わりたい

私は現職でシステムエンジニアとしてプログラムを組む業務を行っておりました。その中で、システムエンジニアとしてより高度なスキルを身につけ、プロフェッショナルと呼ばれる人材になりたいと考え、転職を決意しました。

現職は下請け企業ということもあり、ほぼ同じプログラムを組むことが多く、基本スキルは身についたもののより高みを目指せる環境ではありませんでした。そのため、システム開発の構想から担当できる御社へ応募いたしました。

現職で身につけたスキルと経験を生かし、専門性を高めるとともに新たな知識とスキルを習得して、御社に貢献したいと考えます。

最新技術を学びたい

現職では○○の専門分野に携わり、深く学びスキルを高めて、一定の成果をあげました。しかし○○の技術進歩は急速で、常に新たな技術を学び身につけ、問題解決に取り組める人材になりたいと思い転職を決意しました。

御社は○○の新技術について先進的な取り組みをされており、これまでのスキルと経験を生かして新たな技術に挑戦し、御社へ貢献したいと思っております。

リーダーシップで企業に貢献したい

現職では、チームメンバー5人ほどの小規模なプロジェクトのリーダーを務めました。その中でチームワークを高める大切さと、リーダーシップの重要性を学び、より大きなチームでの業務に挑戦したいと考え転職に踏み切りました。

御社ではチーム人数の多いプロジェクトが複数あるとうかがい、これまでに培ったリーダーシップをさらに高め、御社へ貢献したいと思っております。

転職理由が「キャリアアップ」の場合、前向きにとらえる企業が多い

転職理由が「キャリアアップ」の場合、前向きな理由ととらえられるケースが多いです。転職理由を伝えるときは、面接官が尋ねる目的を理解して的確な回答を用意しましょう。

よりよい印象で転職理由を伝えるために、現職では難しいキャリアアップが応募先では叶うことや、長期的なビジョンも具体的に伝えましょう。現職のグチは言わず、客観的で建設的な表現でまとめてください。

人材派遣会社グロップの評判の良さの理由を調べてきました

人材派遣会社のグロップは、登録した人が満足していると評判です。その理由は何なのでしょうか。

そこで、グロップに登録した人の口コミを集めてみました。

T.S(35歳/男)

前職では、残業や休日出勤が当たり前の環境だったので、育児に参加することができませんでした。二人目の妊娠が発覚した時に、今度こそ妻のサポートをしようと思い、会社を退職しました。妻の妊娠中から産後落ち着くまでは、グロップに登録し派遣として働くことにしました。グロップに妻のサポートしつつ働きたいという思いを汲んでくれ、両立しやすい派遣先を選んでくれました。出産後は体調が安定しない時間が長かったこともあり、グロップを利用して本当に良かったと実感しています。

A.P(54歳/女)

長年専業主婦として過ごしてきましたが、夫がリストラされたのをきっかけに、派遣として働いています。私が利用している人材派遣会社のグロップは、私のように専業主婦の期間が長い女性でも、しっかりと働ける派遣先を紹介してくれました。口コミサイトなどでは、主婦に最適な働き方を提案してくれると評判だったこともあり、資格や職歴など自慢できるものが無かった私にも、条件のよい働き方を紹介してくれました。そのお陰で、無理なく続けられています。

N.A(42歳/女)

息子に手がかからなくなってきたので、外で働こうと決意しました。しかし、専業主婦だった時間が長かったこともあり、再就職に対する不安がありました。そういった不安をグロップのマネジメントエキスパートさんに相談したところ、同じような境遇の方もグロップを通じて働いているので問題ないとのこと。実際にグロップでは、すぐに自分に合った職場を紹介してもらえました。未経験OKの仕事だったので、ブランクがあっても安心して働けています。グロップは、主婦の再就職にぴったりの人材派遣会社だと思います。

R.U(49歳/女)

私は人材派遣サービスのグロップのお陰で、理想の働き方を手に入れました。グロップでは、登録した直後から正社員になるまで、手厚いサポートを受けられました。自分を担当してくれたマネジメントエキスパートさんは、同世代の女性だったこともあり、女性目線の細やかなアドバイスをしてくれました。お給料だけでなく、女性が働きやすい職場をいくつか提案してくれたので、自分に合った派遣先を見つけやすかったです。

M.T(20歳/女)

色々な所で話題にあがることの多いグロップという会社は、利用者一人ひとりに寄り添った手厚いサポートで評判の人材派遣サービスです。グロップでは、派遣先を紹介するだけでなく、就業後のフォローも充実しているので、職場に馴染むまでの不安を軽減できます。私もそういった口コミに感化され登録したのですが、マネジメントエキスパートさんの親身な対応に好感を持ちました。私のように働くことに不安を感じている方でも、グロップなら安心して新たな一歩を踏み出せると思いました。

R.E(43歳/男)

新型コロナウイルスによって、本当に突然、何にも準備の無い状態で無職になってしまいました。そんな先行きの見えない不安に押しつぶされそうな時、私を救ってくれたのが人材派遣サービスのグロップでした。グロップに登録すると、担当者が本当に親身になって相談に乗ってくれたのは本当に心強かったです。その後、私の経験を活かせる職場をすぐに紹介してくれたので、貯金を減らさずに済みました。派遣社員として働き始めた三ヶ月後に正社員に登用されました。

S.N(34歳/女)

結婚後も共働きを続けていましたが、妊娠中につわりが酷く、仕事を辞めて専業主婦になりました。産後、体調が回復したタイミングで社会復帰する際の足掛かりとしてグロップに登録しました。グロップでは、子供が小さいこと、そして妊娠中の体調不良があった経験なども考慮してくれた上で、適した派遣先を紹介してくれました。そのおかげで、育児と仕事の両立を無理なく成立させることができています。働いている派遣先には、私と同じように育児中の方も多いこともあり、安心して仕事ができています。

H.C(35歳/女)

夫の転勤に合わせて正社員を辞め、派遣として働いています。関東から関西への引越しということもあり、右も左もわからない状況だったこともあり、人材派遣サービスのグロップに登録しました。グロップは夫の勧めだったのですが、沢山の業種から派遣先を選べることや、サポート力が評判の人材派遣会社です。グロップは、知らない土地での仕事探しは不安を感じていた私に対して、丁寧にサポートしてくれました。そのお陰で、新しい環境でも安心して働けるようになりました。


A.U(24歳/女)

コロナ前までは安定した生活を送れていたのですが、コロナがまん延したことをきっかけにシフトが減少し、収入が不安定になってしまいました。コロナが終焉した後も不安定な状況が続いていたため、安定した仕事、生活を求めてグロップに登録しました。グロップでは、資格取得支援制度を紹介してもらえたお陰で新しいスキルと資格をゲットできました。その資格を活用して正社員になれたので、お金に不安を抱かない生活をおくっています。

N.W(44歳/男)

グロップは、登録者の希望をしっかりと汲み取った上で、最適な派遣先を紹介してくれることで評判の人材派遣会社です。私もその評判の良さから登録したのですが、登録者と企業とのマッチングに力を入れているだけあって、派遣先での待遇も良く安心して働けています。また、口コミでも評判が良い理由として、就業後のフォローも手厚いことがあります。そのため、はじけて派遣で働く私でも、安心して働けています。

まとめ

①転職理由が「キャリアアップ」はOK
②キャリアアップとキャリアチェンジの違いを学ぼう
③転職理由から企業側が確かめたいことを確認しよう
④転職理由「キャリアアップ」をうまく伝えるコツを知ろう
⑤キャリアアップのための転職だと伝えるときの注意点を学ぼう
⑥転職理由がキャリアアップの場合の回答例を見てみよう

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