株式会社グロップの紹介と評判

株式会社グロップについて


グロップは「トリプル・ウイン」と名付けた基本方針と「人」を大切にする経営理念を中心として、1970年代から様々な分野のサービス事業に進出してきました。ここでは、株式会社グロップの企業概要と沿革、そして経営理念について解説します。

グロップという会社がどのような会社か興味がある方は、ぜひご覧ください。

会社概要

最初に、株式会社グロップの会社概要について見ていきます。企業にとって欠かせないものの一つが、企業理念です。

以下では、まずグロップの「グロップらしさ」を支える企業理念について見ていきましょう。さらに、所在地や連絡先、そして資本金等を始めとする企業の概要もご紹介します。

グロップの理念

最初に、株式会社グロップの企業理念について説明します。グロップは、何よりも目の前の業務に地道で真剣な態度で取り組み、そこから得た学びや知識・経験を生かして、さらに積極的に新しい事業を生み出すというサイクルを繰り返してきました。

こうした経営方針を忘れることなく、これからも新しい事業に果敢に挑むチャンレンジブルな企業でありたいと考えています。それこそが「グロップらしさ」であり、このグロップらしさを守り続けながら、より強い成長力を維持していきたいと考えています。

グロップの所在地・連絡先

株式会社グロップ本社の所在地と連絡先です。
社名:株式会社グロップ
設立年月日:1975(昭和50)年10月13日
本社所在地:岡山県岡山市中区さい70-3
(登記上の本社)岡山県岡山市中区さい東町2-2-5
電話番号:086-273-2369(営業時間:平日9:00~17:30)

グロップの概要

株式会社グロップの概要は以下の通りです。
資本金:8,880万円
売上高:596.1億円 (2023年8月期:グループ連結)
代表者:代表取締役社長 原田 竜一郎
事業内容:各種アウトソーシング、人材派遣事業、人材紹介事業、テレマーケティング事業
発送サービス、事務サービス 他
正社員:1,150名(2023年9月現在)/グループ全体
登録スタッフ:29万名以上

沿革


次に、グロップの沿革を説明します。グロップが現在のような株式会社の形態になったのは90年代のことですが、実はその前身は1970年代から存在しています。

最初はDM等の発送代行サービスを行っていました。その後、教育関係の封入と発送の業務にも参画し、企業におけるアンケート実施や企画立案にも参加する事務サービスを開始しています。

これらで培ったノウハウを糧に、質の高いサービスを各種企業へ提供していく人材ビジネスもスタートさせています。さらに、2000年代以降は人材派遣・人材紹介事業や外食産業、印刷・デザイン制作にも携わるようになり、関東圏以西に続々とオフィスを設立しました。

1970~80年代

株式会社グロップの前身である株式会社関西DM社が設立されたのは、1975(昭和50)年10月のことです。もともとはDMの発送業務を中心としており、大量に発生する発送物を迅速かつ確実に処理する、発送代行サービスを行っていました。

1977(昭和52)年には、ビデオや教材といったあらゆる内容の物を封入・発送できる体制を整え、本格的に教材封入業務にも乗り出すようになりました。これを踏まえて1979(昭和54)年には高柳センターを開設します。

場所は当時の福武書店で、現在の岡山市北区にあるベネッセコーポレーションの1階でした。

1980(昭和55)年~1981(昭和56)年には、進研模試の発送業務を行うようになります。解答用紙の回収・発送など、決してミスの許されない重要な業務を手掛けるようになりました。

1983(昭和58)年には、ラベリングマシンやディタッチャー等の作業を集約するための機械作業用の社屋が岡山市北区高柳東町で完成します。1985(昭和61)年には、アンケートの実施や新企画の計画段階から参加し、より細かい提案ができるサービスも開始しました。

さらに1986(昭和62)年には、岡山市北区高柳東町に機械作業用社屋を増設します。1988(平成元)年には、岡山市中区さい東町に本社社屋が建てられました。

1990年代

1991(平成4)年には、長船ベネッセロジスティック(BL)センターの業務がスタートします。1992(平成5)年には幅広いデータ処理を受託することで、データの一元管理ができ、より迅速かつ効果的なデータ活用が可能になるデータエントリーも行うようになりました。

そして1993(平成6)年には、申し込み受付やアンケートのヒアリングなど企業の第一印象を決定する様々な電話対応を行う、テレマーケティングもスタートしています。1995(平成8)年には多摩オフィスも開設し、その翌年の1996(平成9)年1月に、社名が現在の「株式会社グロップ」に変更されました。

さらに翌年の1997(平成10)年には、ベネッセ関連業務を行う中で培った質の高いサービスを、幅広い企業へ提供するための新事業「ラインソーシング」をスタートします。本格的な人材ビジネスを開始し、長船第2BLセンターが稼働し始めます。

さらに1998(平成11)年には上道センターも開設しました。

2000年代

2000(平成13)年に入ると、津山・高松・倉敷へ次々にオフィスを設立しました。この設立ラッシュは翌年も続き、2001年(平成14)年には京都・姫路のそれぞれにオフィスを設置します。

さらに同年6月には「株式会社グロップジョイ」の設立を果たしました。2002(平成15)年2月には、ラインソーシングのお客様からのご要望を受けて誕生した人材派遣・人材紹介事業も手掛けるようになります。

「人」にこだわるグロップだからこそ可能な「人と企業のベストマッチング」の実現を心がけ、現在もこの事業は継続しています。またこの年は岡山駅前・福山のオフィスも開設しました。

2003(平成16)年6月には丸亀オフィスも開設したため、グロップが2000年代から西日本で事業を拡大していったことが分かるでしょう。

さらに2004(平成17)年1月には、シニア・障がい者雇用の推進を目的とする株式会社グロップサンセリテを設立します。企業活動を通じて「自らの手で、足で、歩んでいける企業」になるという目標を掲げました。

続けて同年7月には岡山県に居酒屋あかりをオープンし、外食事業にも乗り出していきます。地元漁師直送の新鮮な魚や、食材を使った料理が楽しめるお店です。

そしてこの年はオフィス設立も加速し、10月に広島オフィスが、11月に岡山南オフィスができました。2005(平成18)年3月には船橋オフィスを開設し関東地方にも進出し、さらに11月には上海にも拠点となるオフィスを設立しています。

中国に現地法人を設立し、人材コンサルティング事業を展開しました。

その他にも、2006(平成19)年5月にはchou chou岡山店がオープンしています。2008(平成21)年7月には株式会社クレスを子会社化し、ビジネスフォーム、帳票印刷・大判印刷・一般印刷などの印刷・デザイン制作を手掛けるようになりました。

「広告」を創り出す確かな提案とクリエイティブワークで、印刷物の編集から発送までワンストップで実現する事業を心がけています。

また2012(平成25)年2月には、岡山が本拠地のサッカーチーム・ファジアーノ岡山のオフィシャルメインスポンサーとしてスポンサー契約を交わし、活躍を支援しています。

2016(平成29)年には、WORLDーACを発足しました。WORLDーACは、車いす陸上競技において選手の雇用・育成・強化を行っています。

障がい者スポーツを通じて地域社会に貢献していくことを目的です。これらの事業を行いつつ、各地でのオフィス設立や各種企業の子会社化を実施し、さらなる事業拡大を進めています。

経営理念

次に、グロップの経営理念について説明します。グロップは、基本的に「人」を基軸とした成長を基本的な経営理念としており、「トリプル・ウイン」という方針を土台としながらこの理念を実践しています。

これらの内容を見ていきましょう。

グロップの経営理念

株式会社グロップの全体的な経営理念を表す言葉が「我が社の基軸は人である。/我が社はその基軸である人と共に/成長し続ける」です。ここに宣言されている通り、グロップでは何より「人」を大切に考えています。

業務に取り組む人が意欲を持っているか持っていないかで、仕事の結果は明らかな差が出るでしょう。一人ひとりのスタッフの仕事に対する姿勢そのものが、企業のサービスの質を決定していると言っても過言ではありません。

サービスの質が高ければ取引先からの評価も高くなり、それはグロップに対する高い信用・評価へとつながります。それが、グロップが「人」にこだわる理由です。

「給料をもらえればそれでいい」という気持ちで応募する人にも、仕事のおもしろさや楽しさを理解し、最終的には会社に欠かせない優秀な人材に成長してほしいという願いがあります。

現場で働くスタッフの声にしっかりと耳を傾け、働きやすい環境をつくりあげていくことに力を注いでくれるでしょう。「働くことが楽しい」、「前より人間的に成長できた」と感じてもらえる場を築くことが、グロップの「人を大切にする」ということです。

企業目標

次に、株式会社グロップの企業目標について見ていきましょう。先述の沿革を読むと、グロップが手掛ける様々な事業は一見バラバラに見えるかもしれません。

しかし、実はどの事業もすべて一つの形でつながっています。それが、グロップが「トリプル・ウイン」と呼ぶ事業のあり方です。

トリプル・ウインとは、「カスタマー」「グロップの社員・スタッフ」「グロップ」の三者すべてが利益を得られることを指します。グロップはこの「トリプル・ウイン」にこだわり事業展開しています。

そしてこれからも、トリプル・ウインを実現できる事業しか手掛けるつもりはないとしています。企業は成長していくと事業形態や内部構造が複雑になり、大切なことと大切でないことを見失ってしまうことがあります。

「トリプル・ウインの事業しか手掛けない」ということは、大企業として成長しても大切なことを決して見失わない、という固い決意を表しているのです。

グロップで働いている人の声を集めました

ここまで、グロップどのような企業なのかを見てきました。では、実際に働いてみた人はどのように思っているのでしょうか。

実際に働いた人の声を集めました。

K.S(42歳/女)

人材派遣サービスを検討する際、最も参考にしたのは、口コミサイトやSNSなどの評判です。色々と情報収集をしたところ、人材派遣会社の中では、グロップが最も評判が良いことが分かりました。グロップでは、マネジメントエキスパートさんが専任で付いてくれますので、こちらの要望をしっかりと把握した上で、働きやすい職場を紹介してくれました。半年経った今も同じ職場で働いているのですが、無理なく仕事を続けられるので、本当に助かっています。

Y.S(33歳/男)

高校を卒業してから昨年の夏まで、同じ建築関係の会社に在籍していました。その会社では、主に現場での雑務を担当し、色々な現場で、色々な仕事を任されていました。しかし、夏の終わりに、椎間板ヘルニアになってしまい、同じような業務を続けることができなくなってしまいました。そのため、グロップに登録し、腰に負担の少ない仕事を紹介し働いています。紹介してもらった派遣先が、建築関係の事務の仕事だったこともあり、これまでの経験を生かすことができました。

Y.Y(40歳/女)

40代になってすぐのタイミングで、会社を辞め実家に戻ることになりました。新型コロナウイルスが猛威を振るっている時期でもありましたので、地元での職探しは難航しました。貯金が減り続ける中で、できるだけ早く働きたかったこともあり、正社員にこだわらず、人材派遣サービスのグロップに登録しました。グロップでは、すぐに働きたいという要望通りの仕事を紹介してくれました。現在は、紹介してくれた会社で正社員として働けています。

I.S(36歳/女)

今の時代は、男女雇用機会均等法などもあり、男性と同じように女性も働けると思われているかもしれませんが、私の住んでいる地域は、女性の方が男性よりも圧倒的に就職が難しい状況は改善されていません。特に、30代の女性向けの正社員求人がほとんどありませんでした。そこで妥協して、条件の悪い正社員求人を探すよりかは、自分の希望に近い条件で働くことのできる派遣の仕事を選びました。人材派遣会社のグロップは、色々な派遣先を懇意にしていることもあり、条件の良い働き方を提案してくれます。

K.K(53歳/男)

グロップに登録したお陰で、以前勤めていた会社よりも、人間らしい生活をおくることができるようになりました。お給料は少し下がりましたが、マネジメントエキスパートさんに、残業や休日出勤のない派遣先を探してもらったので後悔はありません。むしろ、規則正しい生活をおくれているお陰で、ジム通いや登山などの趣味を楽しむ余裕も生まれました。どの状態を最良とするかによって、正解は異なってくると思いますが、私にとってグロップはベストな選択だったと言えます。

K.U(43歳/女)

夫が転職し収入が減りました。夫婦の時間が増えたので、転職自体は嬉しかったのですが、住宅ローンなどもあるため悩んでいました。そんな時に友達に紹介してもらったのが、人材派遣会社のグロップでした。グロップでは、家事と仕事を両立できるような派遣先を紹介してもらうことができました。そのお陰で、自分の時間を大事にしつつ、しっかりと稼ぐことができるようになりました。正社員にならずに安定して稼ぐことができるので、本当に助かっています。

N.K(29歳/女)

シングルマザーになっての生活は、結婚をしていた時だけでなく、結婚をする以前の生活と比べても、非常に制約が多いことを初めて知りました。時に子供を重荷に感じることもあります。特に私が住んでるエリアは、女性向けの職場が少ないこともあり、生活を安定させることが非常に難しいと思っていました。そんな時に、同じシングルマザーの友達に紹介してもらったのが、人材派遣会社のグロップでした。グロップは、子育てしながらもしっかりと稼ぐことができる働き方を提案してくれるので、本当に助かりました。

Y.N(21歳/男)

高校在学中から建築の現場でアルバイトをしていました。高校卒業後も、そのまま働いていたのですが、ヘルニアになってしまって、現場仕事ができなくなってしまいました。そこで利用したのが、グロップっていう人材派遣サービスです。グロップでは、腰への負担の軽い仕事を紹介してもらうことができました。紹介してもらった仕事はテレアポなのですが、身体への負担をおさえながら、無理なく働き続けることができるので、本当に助かりました。

Y.N(45歳/女)

離婚をし、独り身になったタイミングで、人材派遣サービスのグロップを利用しました。グロップで私を担当してくれたマネジメントエキスパートさんの紹介で、テレフォンアポインターの仕事に就きました。はじめてのテレアポでしたが、育成マニュアルがしっかりとしていたので、戸惑うことなく働き始めることができました。紹介してくれる際に、初心者向けの派遣先を選んでくれたことによって、しっかりと働くことができました。

N.N(34歳/男)

家庭の事情で地元に戻ることになりました。地元に戻ってからは、人材派遣サービスのグロップを使って収入を得ています。グロップは、色々な仕事を紹介することができると、地元でも評判の人材派遣サービスです。グロップでは、これまでの経験を生かした職場を紹介してもらうことができたので、戸惑うことなく働き始めることができました。現在は、グロップを辞め正社員として働けていますが、グロップの経験は重要なものとなりました。

まとめ

①株式会社グロップは1970年代から各種サービス事業を展開している
②「地道で真剣な態度で業務に取り組み、得た知識を生かして新事業を生み出すサイクル」が企業理念
③1975年に発足した株式会社関西DM社が前身で、90年代以降に人材ビジネスや外食産業、印刷・デザイン制作に進出した
④「我が社の基軸は人である」を経営理念としている
⑤カスタマー、社員・スタッフ、企業の三者の利益を追求する「トリプル・ウイン」を企業目標として掲げている